オーストラリア産マンゴー

オーストラリア産マンゴー日本への旅

品種

日本へは現在ケンジントンプライド種、キーツ種(マチルバ)、R2E2種、ケント種及びパルマー種の5品種が蒸熱処理後、輸入することを許可されています。その中でも当社では、世界最高品種との呼び声高いケンジントンプライド種と、晩生種のキーツ種(マチルバ)の2品種を主に輸入しています。

キーツ種 ケンジントンプライド種

産地

東西に4,000km、南北に3,200kmという広大なオーストラリア大陸でも、良質のマンゴーが収穫される産地は極めて限定されます。その気候や土壌が最もマンゴー栽培に適し、高品質のマンゴーが収穫されるクイーンズランド州ケアンズハイランドに蒸熱処理およびパッキングの工場を構え、日本向けの出荷を行っています。

栽培

オーストラリアでのマンゴー栽培は、先進的な農業国らしく、整然と区画され、灌漑や剪定などの管理が非常に良く行き届いた農場で栽培されています。残留農薬についてもFresh Careと呼ばれる認証団体による細かいチェックが行われ、認証を受けた農園のみが国内流通を認められる厳しい体制を敷いています。

ケンジントンブライド種 キーツ種

日本への出荷

1994年10月のケンジントンプライド種を皮切りに、1999年にその他4品種について日本への輸出が許可されました。当社では解禁と同時にオーストラリアへ進出し、蒸熱処理装置を設置しました。ケンジントンプライドはその他の品種に較べて樹液が強く、果皮に付着するとひどいヤケになるなど、そのハンドリングが非常に難しいマンゴーです。また熟度調整についても、日本へ食べごろの状態で到着させるために熟練の技術が必要です。長年の経験に培われた技術で丁寧に仕上げられたオーストラリアマンゴーはトラックでケアンズ・ハイランドからリゾート地として有名なケアンズまで運ばれ、日本へ空輸されます。

VHT工場航空写真 ケアンズ市街